ウクライナ戦争最新情勢;ウクライナ軍の複数の無人機とミサイルの破壊から、同国へのベラルーシの警告まで
ウクライナ戦争関連の最も重要なニュースとして、ロシアによるウクライナ軍の複数の無人機とミサイルの破壊、ウクライナの一部地域での警報サイレン稼動、同国首都キエフ(ウクライナ語読み;キーウ)での大規模爆発、そしてベラルーシが同国首都ミンスクにあるウクライナ大使館閉鎖を警告したことが挙げられます。
ロシア国防省は声明を発表し、ウクライナ製の複数の無人機およびミサイルを破壊したと発表しました。パールストゥデイによりますと、ロシア国防省の声明では同国軍の防衛システムが10日土曜夜、各地でウクライナ軍の無人機32機と戦術ミサイル「トーチカU」4発を迎撃、破壊しました。
こうした中、数時間前にクルスク地域のスミルノフ州知事代理は、ウクライナのミサイルがクルスク地域の住宅に着弾し、13人が負傷、そのうち2人の容体は重篤であると発表しました。
一方、ニュースサイト、セディ・アル・バラドは11日日曜朝、フランス通信の報道どして、ウクライナ空軍が同国に対するロシアのミサイル攻撃について警告を発した後、同国の首都キエフで数回の爆発があったと報じました。
これに関連して、ウクライナ軍司令部はテレグラム・チャンネルで、軍の防空体制が警戒状態にあると表明しています。
また、ウクライナ空軍はロシアの無人機がウクライナ国内の5地点を攻撃したと発表しました。
注目すべきことは、ロシア軍の報復攻撃は、ウクライナ軍がウクライナ西部のロシア国境地帯クルスクに前代未聞の攻撃をしかけた後に行われたことです。その際、ロシアのプーチン大統領はこの攻撃をウクライナからの「重大な挑発」だとしました。
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また別の報道によりますと、ベラルーシ外務省は同国に対しウクライナが無謀な政策を続行する場合、自国内のウクライナ大使館の閉鎖を検討するという警告声明を発表しています。
この声明は、ウクライナの無人機によるベラルーシ領空の侵犯を受けて発表されました。
ルカシェンコ・ベラルーシ大統領が、ウクライナの無人機12機が同国の領空で破壊されたと発表したことを受け、ベラルーシ外務省は10日、ウクライナ代理大使を召喚しました。
ベラルーシ外務省はまた、ウクライナによるこうした行動は地域の緊張激化につながる可能性があると警告しています。
ロシア領土へのウクライナ軍の攻撃を受けて、ベラルーシはウクライナ国境の兵力と装備を強化しました。