BRICSが若者のためのスキル養成センターを開設
(last modified Wed, 13 Nov 2024 10:06:34 GMT )
11月 13, 2024 19:06 Asia/Tokyo
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    BRICSが若者のためのスキル養成センターを開設

新興経済国グループ・BRICSが設置した国際スキル・能力開発センターは、人材の教育訓練の分野におけるBRICS加盟国の取り組みを推進する役割を担っています。

【ParsToday国際】BRICSプラス・インターナショナル・スクールは、BRICS教育システムの開発のための国際スキル・能力開発センターを開設しました。BRICS国際テレビネットワーク(BRICS TV)によると、このプロジェクトはロシアの戦略イニシアチブ庁(ASI)の支援を受けて実施されており、同センターはBRICS教育センターのネットワークを構築する国際的な取り組みの一環とされています。

このセンターの主な任務は、BRICS諸国における国際的な教育観光制度の開発・立ち上げとなっています。これには、職業指導プログラム、教育、青少年政策、経済、科学、教育、行政の分野の教育プログラムが含まれます。また、ソフトパワーのツールの一つとして教育観光を利用できるとされています。

ASIのオルガ・ザハロワ都市経済局長はBRICS TVとの独占インタビューで、「国際スキル・能力開発センターのプロジェクトへの最初の参加者は、ASIのパートナー大学になる見通しで、これらの大学はその対外関係を拡大する可能性を持つことになるだろう」と語りました。

またロシアの経験に触れ、「我々には、教師や教育機関を含む多くの成功したプロジェクトがある。この手法や経験が、BRICS諸国でも活用されるよう願っている」と述べました。

一方、BRICSプラス・インターナショナル・スクールのギュナイ・アビロヴァ理事は、BRICS諸国の競争力確保における教育と青少年政策の役割を強調し、「さらなる発展を実現するには、我々は若者と協力し、教育プロセスの改善に向けた新たな歩みを踏み出し、新たなレベルの人材を養成・訓練できるような方法で国の教育システムを統合する必要がある」と語りました。

アビロヴァ氏はその上で、「ロシアは教育観光開発への積極的な参加により、国際舞台での地位が強化される機会を与えられることになる」と述べました。

BRICS国際スキル・能力開発センタープロジェクトは、ロシアのプーチン大統領がBRICS加盟国に組織の設立及び、世界レベルでのロシアの教育文化プログラムの推進の必要性を強調したことをうけ始まりました。

 


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