イランの宇宙技術実験の成功／トランプ氏発言にパナマが反発／欧州に対するカタールの脅迫：国際ニュース

イラン外務省のバガーイー報道官は23日、「他国への内政干渉は米国の外交政策のモデルである」「米国はイランへの内政干渉について責任とるべきだ」と語りました。

【ParsToday国際】イランによる軌道モジュール・サーマーン1号の実験の成功、シリアの新支配勢力とイランとの間の直接的な関係の欠如、米国による台湾への新たな援助に対する中国の反発、ガザとイエメンでの子供たちの殺害に対するローマ法王の反応、イエメンによる米空母トルーマンへの攻撃など国際ニュースをお伝えします。

イラン外務省報道官「米は我が国への内政干渉の責任を取るべき」

イラン外務省のバガーイー報道官は23日、「他国への内政干渉は米国の外交政策のモデルである」「米国はイランへの内政干渉について責任とるべきだ」と語りました。

また、シリア政変とそれに対するイランの姿勢、シリア新支配勢力との関係について、「我々がシリアに入っていたのはテロと戦うためだった。これらの活動の前に、我々は複数の組織集団と接触していたが、現時点では直接的な関係はない」と述べました。

イランの宇宙技術実験の成功

イラン宇宙庁のサーラーリーイェ長官は22日、二段式液体燃料打上げロケット「スィーモルグ」により軌道モジュール「サーマーン1」の打ち上げに成功したと発表し、「このモジュールは地球から300～410キロの軌道上に投入されており、軌道通信、状態制御を含む複雑なテストをクリアした」と語りました。

サーマーン1は、衛星を高高度軌道に移送するための運用段階の足掛かりとなる見込みです。

イスラエル軍が吐露「イエメンとの戦争は困難」

イスラエル紙「マアリブ」は記事の中で、「イスラエル軍と治安機関はイエメンとの戦争が困難かつ複雑であることを認めている」と報じました。

イエメンによる米空母攻撃とF-18戦闘機撃墜

イエメン軍のヤヒヤー・サリーウ報道官は22日、「我が軍はパレスチナ被抑圧民を防衛し、米英の軍事攻撃への報復として米空母トルーマンおよび複数の駆逐艦を狙い攻撃することに成功した」と語りました。同報道官の発表によれば、この作戦は8発のミサイルと17機の無人機により実施され、さらにこの作戦でアメリカのF-18戦闘機1機が撃墜されたということです。

トランプ氏の主張に対するパナマの反応「我々の国家主権と独立に交渉の余地なし」

パナマ運河掌握を示唆したトランプ次期米大統領の発言に対し、パナマのホセ・ラウル・ムリノ大統領は「この運河は引き続き我が国の管理下に置かれ、我が国の国家主権と独立に交渉の余地はない」と述べました。

中国、米国の新たな台湾支援に強く反発

中国外務省は22日、米国による台湾への新たな軍事援助に反応し、「武器供与により『台湾の独立』を支援することはまさに火遊びに等しく、米国を焼き尽くすことになるだろう」と批判しました。同省は声明の中で、アメリカによる5億7100万ドル相当の新たな台湾向け軍事支援に強く抗議しました。

UNRWA事務局長「ガザでは戦争法の全てが踏みにじられている」

国連パレスチナ難民救済事業機関（UNRWA）のラザリーニ事務局長は、ガザ地区でのシオニスト政権イスラエルの犯罪に言及し、「すべての戦争には守られるべき一連の決まりがあるが、ガザではそれらの法規範はすべて踏みにじられている」と述べました。

ガザでの子供殺害にローマ教皇が反応「胸が締め付けられる思い」

フランシスコ・ローマ教皇は、子供を含む少なくとも25人のパレスチナ人が殺害された今月20日のイスラエルによる空爆を非難し、「子供たちが爆撃されている。これは残虐だ。これは戦争ではない。私が言いたかったのはこのことだ。なぜなら、胸が締め付けられる思いを感じているからだ」と語りました。

カタールが欧州向けガス供給停止を示唆

カタールのエネルギー大臣は英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、「環境を汚染する企業に対してEUの法律が施行された場合、我が国は欧州へのガス輸出を打ち切る」と発言しました。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。