占領地帰還が見通せぬシオニスト市民／カーター元米大統領死去／イランで共存するキリスト・イスラム両教徒：国際ニュース

イランのペゼシュキヤーン大統領がメッセージの中で、インドのシン元首相の訃報に際しインド国民と政府に哀悼の意を表明しました。

【ParsToday国際】インド元首相死去でイラン大統領が弔意、ガザの保健システム維持に努めるWHOの困難、イスラエル占領地への帰還が見通せぬシオニスト市民、アイルランドがガザ民間人殺戮の停止要請、インフレ抑制に成果出せぬ英政府、カーター元米大統領死去、イランにおけるイスラム教徒とキリスト教徒の親密な暮らしぶりなど、様々な国際ニュースをお伝えします。

インド元首相死去でイラン大統領が弔意

イランのマスウード・ペゼシュキヤーン大統領は自身のXで、インド元首相のマンモハン・シン氏が死去したことを受け、インド政府・国民に弔意を表した上で「シン氏はインドの賢明な指導者であり、イランとインドの二国間の関係にとって偉大な支援者であった」と投稿しました。シン氏は1932年生まれ。1991年から1996年まで財務相、2004年から2014まで首相を務め、インドの高度経済成長を主導しました。

WHO報道官「ガザの医療体制維持に向けた国連の努力は徒労に」

WHO・世界保健機関のマーガレット・ハリス報道官は29日夜、「ガザの医療システムを維持しようとする我々の努力はすべて徒労に終わった」と表明しました。また、「病院、医療スタッフ、患者に対する攻撃はいかなる形であれ容認できず非難される」と強調しました。

イスラエル占領地への帰還が見通せぬシオニスト市民

イスラエル紙マアリヴによると、上ガリラ・シオニスト評議会のギオラ・ザルツ議長は、ネタニヤフ政権がレバノン南部での作戦以降、北部占領地の住民帰還についてあいまいなイメージを示すのに終始していると批判しました。

アイルランドがガザ民間人殺戮の停止要請

アイルランドのマーティン外相は、パレスチナ・ガザ地区における「無辜の民間人と子供たちの虐殺の終結」および、同地区での停戦確立を改めて強調しました。マーティン氏は29日夜、Xへの投稿でイスラエルによるガザのアドワン病院への放火について言及しました。また、イスラエル軍の攻撃によりガザ北部で唯一稼働していた大型病院の運営停止というWHOの報告に深い懸念を表明しました。

インフレ抑制に成果出せぬ英政府

英政府がインフレ抑制及び生活水準の向上を約束したにもかかわらず、英国民の大半は依然として政府がインフレを抑制できていないと考えています。最近の世論調査によれば、与党・労働党の公約にもかかわらず、英国民の大多数がスターマー首相が来年の国民生活の改善は達成できないと考えています。

カーター元米大統領が死去

カーター元米大統領が現地時間29日夜、100歳で死去しました。世界平和・ 疫病撲滅・. 希望構築を目的に1982年に設立されたカーターセンターは、カーター氏が現地時間29日15時45分にジョージア州プレインズの自宅で死去したと発表しました。カーター氏は1979年のイラン・イスラム革命の勝利時に米国大統領を務めており、在任中は経済不況に加えて、在テヘラン米大使館占領事件などに直面し、一期4年で大統領を退任しました。

イランで親密に暮らすキリスト教徒とイスラム教徒

イラン北西部アーザルバーイジャーン地方の全アルメニア教徒を率いるアルメニア正教大司教は、13年間のイラン滞在に触れ、「イスラム教国たるイラン、特に同国北西部・西アーザルバーイジャーン州におけるキリスト教徒とイスラム教徒の親密な暮らしぶりは模範となるべきものだ」と述べました。グリゴール・チフトチアン大司教は29日夜、同州のレザー・ラフマーニー知事との会談で「我々は長年にわたってイスラム教徒の同胞たちと仲良く暮らしており、また今後も常にともにあり続ける」とコメントしました。

エジプト「イスラエルの思惑はガザ北部からの民衆の追放」

エジプト外務省は声明の中で、ガザ地区のカマル・アドワン病院に対するイスラエルの犯罪を非難する一方、これらの犯罪の目的がガザ地区北部から人々を強制退去させることにあると指摘しました。また、この声明の中で、ガザ地区の病院や医療インフラを狙ったイスラエルの攻撃を非難しました。

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