米LAで市民15万3000人に避難命令/米英によるイエメンへの空爆継続/イランのステルス戦闘機対策計画:国際ニュース
(last modified Sat, 11 Jan 2025 09:29:26 GMT )
1月 11, 2025 18:29 Asia/Tokyo
  • 米ロサンゼルスの山火事
    米ロサンゼルスの山火事

イエメン国内14県で10日、数十万人の市民らがシオニスト政権イスラエルによる大量虐殺に反対し、防衛手段を持たないガザ市民を支持するデモを行いました。

【ParsToday国際】米カリフォルニア州の山火事でロサンゼルス市民15万3000人に避難命令、イスラエル軍副参謀総長による軍トップの辞任要求、イエメン14での反イスラエルデモ、国連報告者によるネタニヤフ首相逮捕要求、カリフォルニア州の山火事に対するイラン副大統領の反応、ステルス戦闘機に対抗するイランの計画など国際ニュースをお伝えします。

 

米LAの山火事で市民15万3000人に避難命令

米カリフォルニア州ロサンゼルスで起きた山火事で、警察は市民ら約15万3000人に対し避難命令が出されたと発表しました。さらに約16万6000人にも避難待機命令が出されているということです。ロサンゼルスの山火事はアメリカ史上最も被害額の大きい災害の一つと推定されています。

 

イランがステルス戦闘機対策計画を立案

イラン・イスラム革命防衛隊のシェイヒーヤーン航空宇宙対空防衛隊司令官は「我々は敵のF22及びF35型ステルス戦闘機に対抗する計画を持っており、間もなく我が防空司令部に対弾道ミサイルシステムが加わるだろう」と述べました。

 

イラン副大統領が米カリフォルニア州の山火事に反応

イランのザリーフ戦略問題担当副大統領は自身のXに、「自然の猛威ですべてを失ったカリフォルニア州民に同情することは人間的な行為である。特に、そこの住民の多くがイスラエルの残虐行為によりすべてを失ったガザ市民を支持していた場合には」と投稿しました。

 

ハマス「トランプ氏の脅迫を恐れず」

ハマスの幹部であるアブドゥル・ラフマン・シャディド氏は「ガザ地区のイスラエル人人質を解放しなければ地獄の門が開かれる」としたトランプ次期米大統領の脅迫に対し、「アメリカの脅しはパレスチナ市民にとって重要ではない」と語りました。

 

イエメン国内14県で反イスラエルデモ開催

イエメン国内の14県で10日、数十万人の市民らが防衛手段を持たないガザ市民への支持を表明し、イスラエルによる大量虐殺に反対するデモを開催しました。デモ参加者はイエメン、ガザ、そして地域の諸国民に対する「イスラエルとアメリカの侵略」に反対するスローガンを連呼しました。

 

米英イスラエルがイエメン空爆、7人死傷

米英およびイスラエル軍の戦闘機がイエメン西部フダイダ県ラス・イッサ港湾を空爆し、同港湾職員1人が殉教したほか、少なくとも6人が負傷しました。イエメン政府は声明で「我が国に対する侵略は例外なく処罰の対象となり、軍には国防能力がある」と表明しました。

 

インドとアフガンがイラン南東部チャーバハール港を通じた貿易協力発展を強調

インドのビクラム・ミスリ外務次官とアフガニスタン・タリバン政権のアミール・カーン・ムッタキ外相は、イラン南東部チャーバハール港湾を通じた二国間貿易・商業関係の拡大への支持を強調しました。またこの会談で、両国はアフガンへの人道支援を含む、同国とインドの間の貿易・通商活動の支援を目的としたチャーバハール港湾の利用拡大をめぐり合意しました。

 

エジプト「ガザへの外国軍駐留は不可」

エジプトのアブデルアーティー外相は「国を問わず、いかなる外国軍もガザ地区に駐留することはできない」と強調しました。また、「国境の向こう側にイスラエル占領軍が存在することを考慮すると、パレスチナ・ラファ検問所の開放もしくは使用は不可能だ」と強調しました。

 

ベネズエラ・マドゥロ政権、3期目スタート

ベネズエラで10日、ニコラス・マドゥロ大統領が就任し、3期目・6年間となる任期を開始しました。ベネズエラでは昨年7月28日の大統領選挙後、国家選挙管理委員会が野党候補のエドムンド・ゴンザレス氏の得票率43.18%に対し、マドゥロ氏が51.95%の得票率で勝利したと発表していました。なお、マドゥロ氏の勝利を受けて、米国はベネズエラ大統領と他のベネズエラ政府高官数名の逮捕に対して2500万ドルの懸賞金を出すと表明しています。

 

国連特別報告者がポーランドでのイスラエル首相逮捕を要請

国連特別報告者のフランチェスカ・アルバネーゼ氏が「ポーランドは国際正義の原則を遵守しなければならない」と述べ、「ネタニヤフ首相がポーランドを訪問した場合、同国政府はこの人物を逮捕すべきだ」と語りました。

 

イスラエル軍副参謀総長が軍トップの辞任を要請

イスラエルの第13チャンネルTVは、イスラエル軍のアミール・バラム副参謀総長が、政権のヘルツリーヤ・ハレヴィ参謀総長に対し来月末での任務終了を要請したと報じました。情報筋は、バラム副参謀総長とハレヴィ参謀総長の間の対立激化と軋轢を明らかにしていました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter