ドイツ外相「法の支配なしにトルコのEU加盟は不可能」
(last modified Wed, 26 Mar 2025 07:26:26 GMT )
3月 26, 2025 16:26 Asia/Tokyo
  • ドイツ外相「法の支配のないトルコのEU加盟は不可能」
    ドイツ外相「法の支配のないトルコのEU加盟は不可能」

ドイツのベアボック外相は、トルコの最新情勢に言及した声明において「トルコは法の支配なしにEUに加盟することはない」と強調しました。

【ParsToday国際】トルコでイマモール・イスタンブール市長が逮捕された数日後、ベアボック外相はこの事件に関して自身のXにメッセージを投稿し、「エクレム・イマモール氏らに対するトルコ政府の行動を考えると、同国がEU加盟プロセスを継続するという公約は道理に合わない」としました。ベアボック外相はその上で、「政敵を逮捕拘束したり法廷に召喚したりすべきではない」「自国の将来が欧州にあると考える国では、法の支配が適用されなければならない」と強調しました。

また、「EUとトルコの協力は、トルコが近代において民主主義に向けて歩んできた道を歩み続けることにかかっている」とし、「特に世界が地政学的に不安定な状況にある現代においてこの協力を継続するには、トルコが民主的で、法の支配および、強力な市民社会が存在する必要がある」としました。

トルコでの最近の抗議活動は、エルドアン大統領の主要なライバルであるエクレム・イマモール氏の身柄拘束を受けて、今月19日夜に始まりました。

トルコ最大野党である共和人民党は、イマモール氏の逮捕を政治的な動きだとして非難しています。

イマモール氏の逮捕を受けて、トルコの街中では広範囲にわたる抗議活動が発生しました。なお、トルコのアリ・エリカヤ内務相は24日、イマモール氏逮捕に対する抗議活動が始まって以来、1133人が逮捕されたことを明らかにしています。

 


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