米・イスラエルとイエメンが応酬/ガザ南部でイスラエルの攻撃激化:西アジア関連ニュース
(last modified Sat, 12 Apr 2025 10:22:28 GMT )
4月 12, 2025 19:22 Asia/Tokyo
  • イエメンによるイスラエル占領地への無人機攻撃
    イエメンによるイスラエル占領地への無人機攻撃

イエメン軍報道官は、イスラエル占領地ヤッファ(テルアビブ)への無人機攻撃および、イエメン北部サアダ州での米軍無人機の撃墜を明らかにしました。

【ParsToday西アジア】イエメン軍のヤヒヤー・サリーウ報道官は12日、同軍がイスラエル占領地ヤッファ(テルアビブ)にある2つの軍事目標を無人機2機で攻撃したと発表しました。サリーウ報道官はこの攻撃について、「パレスチナの被抑圧民とその抵抗戦士らへの支援、およびイスラエルの犯罪への対処を目的に実行された」と語りました。また、「イエメン軍の防衛部隊はサアダ県で地対空ミサイルにより、米軍の偵察用無人機・ジャイアントシャークF-360を撃墜した」とも発表しました。

 

米軍がイエメンを空爆

情報筋によると、イエメンの複数地域が米軍機により計11回の空爆を受けました。その中には、首都サヌア北西部のアル・ムアマル地区も2度にわたる空爆を受けています。なお、これらの攻撃による人的・物的被害についてはまだ報告されていません。

 

ガザ南部でイスラエル軍が作戦を激化

イスラエルはガザ南部ラファを完全包囲したと宣言し、軍がガザ南部ハーンユヌスとラファを東西に分断する一帯・モラグ回廊を完全に占領したとしました。この報道によれば、これらの地域の建物はすべて取り壊され、住民の帰還は禁止されているということです。

 

ガザ戦争での殉教者数が5万0912人に

パレスチナ保健省は声明で、イスラエルが停戦を破りガザ地区への攻撃を再開した先月18日以来、1542人のパレスチナ人が殉教、3940人が負傷したと発表しました。また、2023年10月7日以来のイスラエルによる攻撃から数えると、殉教者数は合計5万912人に上り、負傷者数は11万5981人にまで増加しました。

 

シリア南部で夜間外出禁止令が発令

シリア暫定政権の治安機関は、同国南部ダルアー東部郊外での情勢変化を受けて夜間外出禁止令を発令しました。現地の情報筋によれば、シリア公安局は、ダルアー県東郊バスラ・アル・シャム市の複数地区に夜間外出禁止令を発令しています。

 

イスラエル予備兵らが即時停戦を要求

イスラエル紙「イディオト・アハロノト」は、予備役として勤務する医師ら数十人が、ガザでの即時停戦と人質解放実現を求める書簡に署名したと報じました。これらの医師たちは、「開戦から550日間が経過した今となってはガザでの戦争継続は安全保障上の利益ではなく、一部の勢力の政治・個人的利益が目的だ」と指摘しています。

 

イスラエルがレバノン南部を砲撃

レバノンの通信社は、イスラエル軍が11日、同国南部ビントジュベイル地区の村落を砲撃したと報じました。この報道によれば、イスラエル軍はレバノン南部ワザニ地域の一部に侵入したということです。この攻撃による人的・物的被害についてはまだ報告されていません。

 

 


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