米下院議員「ガザに核使用を」

在米イスラエル大使館の職員2人が射殺された事件を受けて、米共和党のランディ・ファイン下院議員はガザへの核兵器使用を訴えました。

【ParsToday国際】ファイン議員は22日に出演したFOXニュースの番組で「我々は（第二次大戦中に）ナチスや日本と降伏のための交渉をしなかった。日本に2発の核兵器を投下したことで、無条件降伏を得られた。ガザにも同じことが必要だ」と語りました。

この発言について、在英アラブ紙「ライ・アルヨウム」のアブドルバーリ・アトワン編集長は「米国のテロ・攻撃体質を示すもの」と批判し、「ガザ市民はすでに米国製の2000トン級爆弾で殺されている。狭いガザのどこに核兵器を投下する必要があるのか？　こうした発言は人種差別にもとづくものだ」と断罪しました。

ファイン議員は2021年にも、イスラエル軍により殺害されたパレスチナ人の子供の遺体の写真に「よく眠れそうだ。ありがとう」などといったコメントをしています。

ガザへの核兵器使用を求める発言は、昨年3月に同じ米共和党のティム・ウォルバーグ下院議員がしているほか、2023年11月にはイスラエルのアミハイ・エリヤフ遺産相が「核使用も選択肢」と発言し、ネタニヤフ首相から一時職務を停止されています。

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