NATO加盟国が米から210億ドル相当の武器を購入;イランの攻撃によるイスラエルの被害統計は五月雨式
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イランの攻撃によるイスラエルの被害統計は五月雨式
アメリカのマシュー・ウィテカーNATO北大西洋条約機構大使が、「NATO加盟国は昨年アメリカから210億ドル相当の軍事兵器を購入した」と発表しました。
ウィテカー大使は30日月曜、米国務省報道局が発表した声明において、NATO加盟国が昨年アメリカから210億ドル相当の軍事兵器を購入したことを指摘し、「当軍事組織の指導者らは国防費をGDP国内総生産の5%に増やすことに合意した」と述べています。
【ParsToday国際】NATO加盟国の首脳は先週オランダで行われた首脳会談の最終声明で「NATO諸国は、個別および集団的な約束履行を確実にするため、2035年まで毎年GDPの5%を中核防衛要件および防衛・安全保障関連支出に支出することを約束する」と表明していました。
イラン当局、最高指導者に対する米大統領とシオニストによる脅迫に反応
ここ数日、イランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師に対するトランプ米大統領とシオニストによる脅迫に対し、多くのイランの政治・軍事関係者が反発しています。
イランのアラーグチー外相はこの点について「トランプ大統領が合意を望むなら、わが国の最高指導者ハーメネイー師に対する受け入れがたい無礼な口調をやめ、数百万人もの真の支持者の心を傷つけてはならない」と述べました。
また、ナグディ・イランイスラム革命防衛隊副調整官も「シーア派権威者のいずれかに少しでも攻撃を仕掛ければ、その成功の有無に関わらず、この地域から生きて立ち去る米軍工作員は一人もいないだろう」と語っています。
シオニストが開示するイランの攻撃による被害関連情報は五月雨式
シオニスト政権イスラエルの占領地の公用語・ヘブライ語のメディアと経済筋は、イランのミサイル攻撃によって同政権に生じた被害額について、小出しに情報を開示し続けています。これらの情報筋は「被害額は徐々に明らかになるとみられ、200億ドルに達する可能性がある」と明らかにしました。こうした状況の中、イスラエル政権が最近発表した経済関連の報告によれば、12日間にわたる対イラン戦争は軍事費、イランのミサイル攻撃による被害、企業や個人への補償金、復興費用などを含め、イスラエル経済に約120億ドルの直接的な損失を引き起こしたということです。
イスラエル兵、抵抗勢力の待ち伏せ攻撃に巻き込まれる
パレスチナ・イスラム聖戦運動の軍事部門「ゴッツ旅団」は、シオニスト軍に致命傷を与えたと発表しました。同旅団はまた1日火曜、「ガザ地区南部のハーンユヌス市東部でシオニスト歩兵部隊を待ち伏せ攻撃し、数名を殺害した他、一部の者を負傷させた」と発表しています。
ウクライナのF-16機パイロット、ロシア軍の攻撃で死亡
ロシアがウクライナ戦争勃発から4年目を迎え、夜間空爆をエスカレートさせる中、ウクライナ当局は1日火曜、数百機の無人機、巡航ミサイル、弾道ミサイルを含むロシア軍の空爆を撃退中にウクライナのパイロットが死亡し、搭乗していたF-16戦闘機が撃墜されたと発表しました。ウクライナ当局は先月29日日曜にも、ロシア軍が数百機の無人機、巡航ミサイル、弾道ミサイルを用いて夜間にウクライナ西部、南部、中部を攻撃したと発表しています。この攻撃では少なくとも6人が死亡した、民家や民間インフラも標的となりました。