新教皇のガザ向けメッセージから英での王室反対デモ、ドイツ外相の占領地訪問まで;欧州は在米研究者の誘致を画策
(last modified Mon, 12 May 2025 07:19:55 GMT )
May 12, 2025 16:19 Asia/Tokyo
  • 新ローマ教皇レオ14世
    新ローマ教皇レオ14世

最近新ローマ教皇に就任したレオ14世が、西アジアとヨーロッパの政治・軍事情勢が盛んに報じられる中で初の演説を行い、世界各地の戦争終結を呼びかけました。

【ParsToday国際】この記事ではヨーロッパの最重要なニュースを取り上げます。新教皇の平和メッセージ今月8日に故フランシスコ教皇の後継者となったロバート・フランシス・プレヴォスト元枢機卿(69)すなわち、史上初のアメリカ人新教皇レオ14世は、バチカンのサン・ピエトロ広場で欧米列強に対し「戦争が起きないよう」求めました。また第2次世界大戦終結80周年に言及し「分裂した第3次世界大戦」を批判するとともに、ウクライナの恒久的な平和、ガザ地区の即時停戦、捕虜の釈放、人道支援の送付を求めました。さらに、インドとパキスタンの停戦を歓迎し、両核保有国間の永続的な合意成立を希望すると表明しました。

 

西アジアにおける外交面での動向

シオニスト政権イスラエル政権が去る1月19日の停戦協定に違反してガザ攻撃を再開した一方で、ドイツのヨハン・バーデフール新外相は「重要な協議」のためシオニスト占領地を訪問しました。同外相は、ネタニヤフ・イスラエル首相との会談で、捕虜の釈放やガザ紛争の戦略的目標について協議する予定です。

 

英ロンドンで反王室抗議が実施

英首都ロンドンで、反君主制派の抗議者らがデモを行い、「共和派」集団は「君主制ではなく民主主義」などのスローガンを掲げ、より民主的な英国を求めました。

 

ヨーロッパは学術エリートの誘致を画策

米ニューヨーク・タイムズ紙は、同国ハーバード大学などの大学への資金削減などトランプ現政権の反学術政策によって打撃を受けた米国の研究者を誘致するため、欧州が5億ユーロを捻出していると報じました。エマニュエル・マクロン仏大統領と欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長は、この動きを欧州で学問の自由を強化する機会と捉えています。...

 

 


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