ロシア安全保障会議副議長、トランプ氏の「プーチン氏は火遊び」発言に反応
(last modified Wed, 28 May 2025 11:53:33 GMT )
May 28, 2025 20:53 Asia/Tokyo
  • ロシア安全保障会議メドベージェフ副議長
    ロシア安全保障会議メドベージェフ副議長

ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長は、トランプ米大統領がSNSで「プーチン氏は火遊びをしている」などと投稿したことについて、「第三次世界大戦は最悪の選択肢だ」と述べ、けん制しました。

【ParsToday国際】トランプ氏は27日、自身のSNSに「プーチン氏が気付いていないのは、もし私がいなければ、ロシアには本当にひどいことがたくさん起きていたということだ。彼は火遊びをしている!」と投稿しました。

トランプ氏は25日にも、プーチン氏について「狂っている」などと発言したばかりでした。

この発言を受けて、メドベージェフ副議長は自身のXに、「本当に悪いことはただ1つだけだ。それは第三次世界大戦だ。トランプ氏がこのことを理解してくれることを願う」と投稿しました。

これに対して、ホワイトハウスのウクライナ担当特使であるキート・クラーグ氏は、「第三次世界大戦への恐怖を煽ることは、非常に遺憾で軽率な発言であり、世界的な大国にふさわしくない」と述べました。

クラーグ氏はその上で、「トランプ大統領はこの戦争を止めるため、そして殺戮を終わらせるために努力している。我々はロシアからの条件提示を待っている。1週間前にその約束をしたはずだ。今すぐ停戦すべきだ」と批判しました。

また、米上院議員リンゼイ・グラハム氏もXへの投稿で、「プーチン氏は同じような行動をとってばかりだ。緊張緩和どころか、逆に緊張を高めている。戦争を長引かせ、他の国々が関心を失うことを期待している。ホワイトハウスには新しい大統領がいる。今までの古いやり方は通用しない」と記しました。

一時は勢いづいていた停戦に向けた動きが停滞する中、CNNはトランプ政権がロシアに新たな制裁を行使する可能性があると報じましたが、その現実性は不透明です。

 


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