欧州関連ニュース|イラン・スペイン間で宗教対話が開催/パレスチナ国家承認に向けた仏の動き
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イラン・スペイン間で宗教対話が開催
イランとスペインの間で初めてとなる宗教間対話が開催され、イランからはイスラム文化・コミュニケーション機構のイマーニープール総長が出席しました。
【ParsToday国際】この催しは28・29日の2日間にわたってスペイン・マドリードで開催されるもので、イラン・スペイン間では初の宗教対話イベントとなります。
イラン側からは、イスラム文化・コミュニケーション機構のイマーニープール総長らが、スペインのカトリック司教団の招待を受けて、この対話に参加しました。
対話のテーマは「神の慈悲:イスラム教とキリスト教の結びつき」で、イスラム教とキリスト教における神の広大な慈悲の特性と条件、イスラム教とキリスト教における家族制度と神の慈悲との関係などといった各種副題のもと議論が行われます。
パレスチナ国家承認に向けた仏の動き
フランスのマクロン大統領は、6月にもパレスチナの国家承認を行う意向を示していましたが、専門家や外交官からは「時期尚早」「ガザ停戦に向けたイスラエルへの圧力として逆効果となる可能性がある」などといった声が出ており、難しい判断を迫られています。ロイター通信によると、フランス当局は現在、サウジアラビアと共同開催する国連会議を前に、パレスチナ国家承認の可能性を精査しているとのことです。この会議は来月17日から20日まで開催され、パレスチナ国家の設立に向けた道筋が議論される予定です。
イタリア外相、イスラエルにガザへの攻撃停止を求める
イタリアのタヤーニ外相は28日の議会で、イスラエルに対してガザ攻撃の即時停止と、人道援助の再開と国際人権法の順守を求めました。
また、ガザ地区からパレスチナ人を強制的に移住させる試みを警告し、イスラエルのガザ攻撃はもはや許容できないものであり、迅速に停止されるべきだとしました。
西側諸国からのイスラエルへの批判が高まる中、イスラエルはハマスに対する攻撃の正当性を主張していますが、タヤーニ氏は「この無意味で恐ろしい攻撃は、もはや全く容認できない」と述べ、イスラエルに速やかに攻撃を停止するよう求めました。
ローマ教皇、イスラエルによる子供殺害を非難
ローマ教皇レオ14世は、イスラエルがガザで子供たちを殺害していることを非難し、即時停戦を呼びかけました。ローマ教皇は28日、イスラエルとハマスの双方に「国際人道法を完全に尊重するよう」求めました。
ノルウェー議会、イスラエル企業への制裁を決定
ノルウェー議会の財務委員会は、同国の1.8兆ドル規模の投資基金から、国際法に違反する企業を除外することを決定しました。関係者によると、この決定は、イスラエル占領地内で商品やサービスを提供する企業だけではなく、国際法違反に直接関与している企業をも投資対象から排除するというものです。