国際ニュース|イスラエルがガザ支援船団を拿捕・各国が非難
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国際ニュース|イスラエルがガザ支援船団を拿捕・各国が非難
イスラエル軍は1日夜、ガザに向けて航行していた国際支援船団「サムード船団」のうち13隻を公海上で拿捕しました。
【ParsToday国際】イスラエル外務省は1日夜、サムード船団のうち6隻の船を拿捕し、乗組員らをイスラエル内の港へ移動させたと発表しました。一方、サムード船団側は、13隻の船がイスラエル軍によって拿捕されたとしています。
サムード船団は、乗組員たちはイスラエルから出されたいかなる文書や誓約にも署名しないとし、ガザへの支援を続け、封鎖が完全に解除されるまで活動を続けることを表明しました。
イラン外務省報道官、イスラエルによるサムード船団拿捕を非難
イラン外務省のバガーイー報道官は、今回のイスラエルによるサムード船団の拿捕と乗組員らの拘束に強く反発しました。バガーイー報道官は、世界中の市民団体や活動家によるガザ封鎖の突破に向けた支援活動を称賛し、イスラエルの攻撃行為を国際法に対する明白な違反であり、テロ行為だと非難しました。
また、ガザで続く民族浄化や虐殺に言及し、すべての国家に対して、パレスチナ人に対するジェノサイドを止め、犯罪者を裁く法的・倫理的責任を再確認し、迅速な行動をとるよう求めました。
欧州各地でも抗議活動
イタリアのローマ、ナポリ、ピサ、ミラノ、ボローニャなどの各都市で、イスラエルによるサムード船団拿捕に対する抗議デモが行われました。同様のデモは、フランス、ドイツ、スペイン、ベルギー、ギリシャ、トルコの各都市でも行われました。
コロンビア、イスラエルとの自由貿易協定を破棄
コロンビアのペトロ大統領は、イスラエルによるサムード船団の拿捕を受けて、イスラエルとの貿易協定を破棄し、イスラエルの外交官および商業関係者らを追放することを命じました。
国連安保理議長「イランに対する制裁再開を認めない」
10月の国連安保理議長国を務めるロシアのネベンジャ国連大使は、英仏独がスナップバック措置を発動し、イランに対する国連制裁が復活したことについて「認められない」と述べました。ネベンジャ氏はこの中で、西側諸国が「外交を追求している」と言いながら、実際には外交の道を閉ざしたと指摘しました。
ハマス「ドイツで逮捕された活動家らは無関係」
ハマスは声明の中で、ドイツ国内で反イスラエルデモなどを行っていた3人が「ハマスと関係した」として警察に逮捕されたことについて、「我々と関係があるという主張は全くの事実無根」と否定しました。
モロッコで反政府デモ続く
モロッコでは、国内経済の問題にもかかわらず、2030年のサッカーW杯開催に伴う多額の投資に抗議するデモが続いており、これまでに28人が負傷し、409人が逮捕されています。多くの抗議者は、W杯やアフリカ・ネーションズカップを開催するための政府の数十億ドル規模の投資を批判しています。
ロシア「資産凍結なら欧州に報復」
ロシアは、EUによるロシア資産の凍結措置は国際法に明らかに違反しているとし、ロシアは同様の方法で報復するとしました。
アムネスティ、FIFA・UEFAにイスラエルの除外を要求
アムネスティ・インターナショナルは、国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)に対し、イスラエルの加盟資格を停止し、国際大会に参加することを禁止するよう求めました。アムネスティのカラマール事務局長は、イスラエル代表がW杯予選でノルウェーおよびイタリア戦を控える中、イスラエルが依然としてガザ地区での民族浄化を続けていることを非難しました。