イラン学術相と日本大使が会談 学術協力拡大で一致
10月 02, 2025 21:29 Asia/Tokyo
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イランのスィーマーイー学術相(右)と日本の塚田玉樹駐イラン大使(左)
イランのスィーマーイー学術相は1日、5日から京都で開催される「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)」への出席を前に、日本の塚田玉樹駐イラン大使と会談しました。
【ParsTodayイラン】スィーマーイー学術相はこの会談で「この出会いを今後のより深い協力の出発点としたい」と述べました。その上で、両国が科学技術分野で相互協力を進め、発展を遂げることを期待していると述べました。
スィーマーイー氏はその上で、「ユネスコの勧告に基づけば、科学技術分野は制裁の対象ではなく、科学と研究は制裁を受けるべきではない」と述べました。
また、イラン国民が日本に対して抱く好印象に触れ、この関係を強化することで両国の友好関係が深まると強調しました。さらに、イランの科学技術分野の発展、学生や研究者らのための奨学金や研究機会の拡大のために、日本政府の技術的支援を受けたいとも述べました。
これに対し、日本の塚田大使は「様々な制約がある中でも、科学技術分野はイランと日本の関係を維持し、強化するための重要な基盤である」と述べました。また、スィーマーイー氏が発案した「イランと日本の科学技術の日」を制定するという提案についても、実現に向けて前向きな姿勢を示しました。
STSフォーラムは、年次総会を毎年10月に京都市内の国立京都国際会館で開催しています。
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