英紙ガーディアン:「米国のベネズエラ侵略に対する欧州の沈黙は『根本的な愚鈍』」
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スペイン首都マドリードの米国大使館前で今月4日に行われた対ベネズエラ侵略を非難するデモ
イギリスの新聞ガーディアンが、南米ベネズエラへの米国の軍事作戦に対する欧州指導者らの曖昧で保守的な立場を強く批判し、「欧州の沈黙は道義に反すると共に、アメリカの圧力への屈服の表れでもある」として警告しました。
英ロンドン発行のガーディアン紙は「パレスチナ・ガザ地区におけるシオニスト政権イスラエルの犯罪に沈黙を決め込み、イランに対するアメリカの行動を黙認してきたヨーロッパは、ベネズエラへの侵略に対しても戦略的な誤りを犯した」と報じています。
【ParsToday国際】ガーディアン紙によれば「欧州の指導者らはトランプ米大統領に対し、曖昧で不透明な対応によってこれらの国々を植民地のように扱うことをむざむざと許している格好だ。米国の攻撃を公然と非難したのはスペインと一部の南米諸国のみであり、フランス大統領や欧州委員会委員長を含む一部の欧州指導者が国際法に限定的に言及した一方、イタリア首相など一部の指導者は、トランプ政権によるベネズエラ攻撃を『正当防衛』などと表現した」とされています。
同紙はまた、米国のベネズエラ侵攻に対する欧州が沈黙している理由を説明し、その最も重要な理由としてトランプ大統領の憤慨と欧州からの米軍撤退への懸念、グリーンランド関連の脅迫への恐れ、そしてベネズエラの産油量増大によりでロシアの石油収入の減少を狙った願望を列挙しています。
さらに「米国が提案した『弱肉強食の法則』の受容と欧州の屈服は、世界に危険なメッセージを発信し、多国間主義及び国際法尊重の原則を毀損しかない」と警告しました。
ガーディアン紙は最後に「ヨーロッパは一丸となって口を揃え、断固として米国のベネズエラ侵略を非難すべきである。沈黙と保守主義によって、これらの国々が超大国の慰みものにされることを許してはならない」と結んでいます。

