停戦延長に対する米国内の反応、トランプ氏は対イラン戦争からの離脱に苦慮
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トランプ米大統領が発表したイラン・米国間の停戦延長が、米政府内で様々な反応を引き起こしています。それは、トランプ政権における危機管理能力の欠如という警告から、この決定をアメリカの後退とイランに対する影響力の弱体化、そしてその非効率性の兆候とみなす分析まで、多岐にわたります。
(last modified 2026-04-22T10:09:52+00:00 )
4月 22, 2026 18:58 Asia/Tokyo
  • トランプ米大統領
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トランプ米大統領が発表したイラン・米国間の停戦延長が、米政府内で様々な反応を引き起こしています。それは、トランプ政権における危機管理能力の欠如という警告から、この決定をアメリカの後退とイランに対する影響力の弱体化、そしてその非効率性の兆候とみなす分析まで、多岐にわたります。

【ParsToday国際】米民主党のマイク・クイグリー下院議員は自身のXで、トランプ氏が発表した停戦延長について「トランプ大統領は職務遂行能力がなく、重大な犯罪と違反を引き起こしている。トランプ氏は今、認知能力の査定診断を受ける必要がある。イランや他国への憤激に任せて、真夜中の戦争犯罪の実施決定を待つことはできない」と投稿しました。

また、元米国首席交渉官のアーロン・デイビッド・ミラー氏も「恣意的戦争の愚鈍。我々は今、交渉が存在せず、緊張がエスカレートしないという保証もない長い期間に直面している。一切の物資はホルムズ海峡を通過しなくなり、世界経済は打撃を受けており、アメリカはこの状況から抜け出す道がない」と投稿しました。

米シンクタンク「ディフェンス・プライオリティーズ」のダニエル・デペトリス研究員も「トランプ大統領は時間稼ぎを狙っている。これは2つのことを示している。1つ目は、外交的選択肢を放棄したくないということ。2つ目は、可能であれば戦争再開を避けたいということだ」と述べています。同研究員はまた「イランはこの停戦延長を勝利と捉えるだろうし、またそう考える権利も十分にある。イランは自らの意思で停戦を実現させたのであり、実質的にはトランプ大統領の海上封鎖を逆手に取って利用した。トランプ氏は、米国の海上封鎖は交渉の切り札ではなく、真剣な交渉の障害であるとしていた。また彼は、イランに対しこれを自らの条件による交渉を促すための切り札として利用できると考えたが、結果は正反対だった」との見方を示しています。

米メディア・アクシオスのバラク・ラヴィッド記者も「停戦延長は、トランプ大統領が21日に停戦延長を望んでいないと述べたことと矛盾する。この行動は、彼が戦争再開の準備ができていないことを裏付けるものだ」と投稿しました。

石油・エネルギー専門家のグレゴリー・ベリー氏も、米国による停戦延長について「トランプ氏は停戦延長をイランの機能不全の結果であるかのごとく吹聴しようとしているが、これは偽りでしかない! 米国は停戦を延長したが、合意には至っておらず、市場は緊張状態に陥った。結局、トランプ大統領はもうこれ以上挑発行為に出るつもりはない。停戦は維持され、ホルムズ海峡は閉鎖されたままだ」としています。

米国の外交政策シンクタンク「責任ある国政のためのクインシー研究所の国際政治学者、トリタ・パルシ氏も「トランプ大統領は譲歩し、停戦延長に同意した。重要なのは、イランがホルムズ海峡を支配し続ける中で、停戦を無期限に延長したことだ」との見解を示しました。

 


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