シーア派権利監視団体が、ナイジェリアのイスラム指導者の状況を懸念
8月 13, 2016 19:29 Asia/Tokyo
シーア派権利監視団体が、ナイジェリアのイスラム運動の指導者、ザクザキ師の状況に懸念を示しました。
ラサー通信によりますと、シーア派権利監視国際機関は、ザクザキ師の健康状況が危機的なものであるにも関わらず、同師はナイジェリア当局により医療措置を受けることを許されず、拘束されている、としました。
この国際機関は、「もしこのような状況が続けば、ザクザキ師の命は危ない」としています。
さらに、ナイジェリア当局に対して、ザクザキ師を即時に解放し、治療を受けさせるよう求めました。
2015年12月14日、ナイジェリア軍が同国北部カドナ州にあるザクザキ師の滞在地とシーア派の宗教施設を攻撃し、ザクザキ師の3人の子供を含む数百人が死亡しました。
ナイジェリア軍はさらに、ザクザキ師の自宅を攻撃した際に、同師と妻を拘束しました。
シーア派権利監視国際機関は、各国のシーア派の権利の状況を監視するNGOです。
この機関は2011年に創設され、アメリカのワシントンに拠点を置いています。