シンクタンクELN、「イギリスの核兵器がハッキングされる危険性あり」
2月 09, 2016 22:22 Asia/Tokyo
複数の報告から、イギリスの核兵器の安全に関する強い疑念が浮上していることが明らかになりました。
プレスTVによりますと、シンクタンクELN・ヨーロピアン・リーダーシップ・ネットワークの依頼により行われた調査の結果、イギリスの核兵器体系はサイバー攻撃への対処の点で、十分な安全性を有しているとはいえなくなってくるということです。
イギリスのレスター大学国際政治研究所のアンドリュー・ファッター上級研究員は、「最大の懸念、そして最悪の状態は、ハッカーが潜水艦、あるいは、これに搭載された兵器の機能をかく乱することだ」と語っています。
イギリス労働党のコービン党首はこれ以前に、同国における核活動の制限、そして潜水艦での核兵器の搭載の停止を求めていました。
また、「イギリスは、トライデント潜水艦に関わる計画を、核弾頭の搭載なしに続行することが可能だ」と述べています。
コービン党首は、イギリスの核兵器体系の将来をめぐり、イギリスの他の議員と見解が対立しています。
昨年10月に発表された報告によりますと、イギリスの核の抑止力という計画の維持には、1670億ポンドの費用がかかるとされていますが、評論家はこれよりはるかに膨大な費用がかかると見ています。
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