国連事務総長、大量破壊兵器の廃絶への国際社会の注目を要請
8月 24, 2016 20:27 Asia/Tokyo
国連のパン事務総長が、大量破壊兵器の廃絶に注目するよう、国際社会に求めました。
AP通信によりますと、パン事務総長は、23日火曜、大量破壊兵器の不拡散、特にこの種の兵器が過激派の手に渡る危険に関する国連安保理の会合の中で、技術の急速な進歩により、大量破壊兵器の製造と拡散が進んでいるとし、「国際社会が大量破壊兵器の廃絶に注目することが必要だ」と語りました。
また、「大量破壊兵器の廃絶に関しては肯定的な措置が講じられているものの、技術の進歩により、テログループにとって、この種の兵器の製造設備は入手しやすくなっている」としました。
さらに、「大量殺戮を目的に、民間人を標的にしている武装勢力やテロリストは、積極的に核兵器、生物・化学兵器を入手しようとしている」と強調しました。
国際刑事警察機構の国連特別代表も、「大量破壊兵器は、国際社会の深刻な問題のひとつになっている」と語りました。
さらに、「この種の兵器の脅威は、テログループの複雑さや世界各地での衝突の拡大により、いつにも増して高まっている」としました。
国連安保理決議1540は、テロリストの大量破壊兵器入手の禁止を強調しています。