Pars Today

子ども支援の国際NGOセーブ・ザ・チルドレンが、今年初めから９月まで、地中海で、難民の子供たち数百人が溺死したことを明らかにしました。

イギリスのインディペンデント紙によりますと、セーブ・ザ・チルドレン・イギリスのケビン・ワトキンス事務局長は、国連難民高等弁務官事務所が収集した情報から、「今年１月１日から９月２６日までに、難民の子供少なくとも６００人が船で地中海を渡ろうとした際、溺死した」と語りました。

ワトキンス事務局長はまた、「国際社会は、この悲劇を無視し続けることはできず、子供を守るために努力すべきだ」としました。

さらに、「今年にはいってから、難民の子供２万６００人が地中海を渡りイタリアに到着しており、そのうち１万８４００人は保護者がいない」と述べました。

西側諸国の介入により、シリア、イラク、イエメン、ナイジェリア、スーダンで発生した危機の影響で、難民問題が深刻化し、難民の数が増加しています。

しばらく前にも、グランディ国連難民高等弁務官は、全世界で、６５３０万人が難民となっているとしました。