10月 19, 2016 16:00 Asia/Tokyo
  • アメリカ大統領選挙費用との、嘘のような単純な比較(9)

アメリカ大統領選挙の費用は、この1年間で16億3200万ドルとなっています。この選挙費用により、アメリカ人の貧しい人々、少なくとも332万6369人の生活費をまかなうことができます。

アメリカは、世界最大の経済大国のひとつとして、また、政治、軍事の点から世界の大国のひとつと認識されています。世界のいわゆる億万長者の34%は、アメリカ人です。

https://fa.wikipedia.org/wiki/%D8%A7%D9%82%D8%AA%D8%B5%D8%A7%D8%AF_%D8%AC%D9%87%D8%A7%D9%86%DB%8C

しかし、アメリカ統計局の2013年の報告では、アメリカ政府が設定した貧困ラインによると、子供1670万人を含む4900万人が貧困層として生活を送っているということです。アメリカの貧困層の市民の数は、2011年の4620万人に比べて、2013年は増加しています。アメリカ政府は4人家族の家庭において、年収2万3550ドルが貧困ラインだとしています。ここから、アメリカの貧困家庭は、1ヶ月当たり最低1962.5ドルあるいはそれ以下の金額で4人で生活している家庭となります。

http://www.povertyprogram.com/usa.php

一方、アメリカ大統領選の選挙費用は16億3200万ドルに上ります。

http://www.opensecrets.org/pres16/

この額は、アメリカの83万1592世帯の貧しい4人家族の1ヶ月の生活費と同額です。言い換えれば、この額で少なくとも、332万6369人の貧しい人の生活費をまかなえるのです。

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