アメリカ海軍、南シナ海でのアメリカと中国の衝突を懸念
2月 22, 2016 21:56 Asia/Tokyo
アメリカ海軍のアーコイン司令官が、南シナ海の対立が、アメリカと中国の衝突に発展することを懸念しました。
AP通信によりますと、アメリカ第7艦隊のアーコイン司令官は、「南シナ海における中国の地対空ミサイルの配備により、アメリカの戦闘機はこの地域の上空を飛行できなくなるだろう」と語りました。
アーコイン司令官は、中国が地対空ミサイルを南シナ海に配備したことが明らかになった1週間後にこの発言を行いました。
アメリカは、このミサイルの配備は、中国が地域での軍事活動を拡大しようとしていることを物語るものだとしています。
中国はそれを受け、アメリカは地域を軍事化しようとしていると非難し、アメリカの戦闘機や艦船による巡回は、緊張を拡大し、地域の安定に対する懸念を生じさせているとしています。
アメリカのイージス艦が、先月、中国が実効支配する西沙諸島の島の一つに入りました。
中国、台湾、ベトナムが、南シナ海の領有権を主張しています。