12月 21, 2023 20:48 Asia/Tokyo
  • 北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記
    北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記

北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記は、同国に対する敵の挑発的な核行動が発生した場合、躊躇なく核攻撃に出るとして警告しました。

北朝鮮は今月18日、固体燃料式の新型ICBM・大陸間弾道ミサイルである「火星18型」の発射訓練を実施しました。火星18は、今年の4月と7月にも発射実験が行われています。

米紙ウォールストリート・ジャーナルによりますと、火星18は約8100マイルを飛行し、30分でアメリカに到達可能だとされています。

北朝鮮の朝鮮中央通信は21日木曜、同国のキム・ジョンウン総書記が、火星18の発射を視察した際、「(北朝鮮は)敵の挑発的な核行動が発生した場合、躊躇なく核攻撃に出る」と発言したと伝えました。

それによると、キム総書記は「火星18の発射実験は、北朝鮮の敵対者に対し、躊躇なく積極的な対抗措置と核攻撃を実行するという明確なメッセージとなった」とし、「北朝鮮の国家主権は大いなる力によってのみ保証されており、真の防衛力は敵を先制攻撃する能力に由来している」と述べました。

キム氏はまた「北朝鮮のミサイル実験の成功は、アメリカの帝国主義者やその傀儡、つまりは平和と安定を破壊し、破壊的な行為に手を染める連中を一泡吹かせた」と語りました。

北朝鮮がミサイル発射に成功した一方で、アメリカ韓国日本も地域での緊迫化を煽る行動に出て力を顕示し、米国のB-1B戦略爆撃機の参加のもとで一連の軍事演習を実施しました。

北朝鮮は「米韓軍事同盟の脅威の増大」について繰り返し警告するとともに、それが地域と世界の安定と平和をかく乱するとの見解を示してきました。

 


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