イランがIAEAの政治的決議に反応:新たな濃縮施設の開設と第6世代の最新鋭装置使用へ
(last modified Sat, 14 Jun 2025 04:58:50 GMT )
6月 14, 2025 13:58 Asia/Tokyo
  • イランがIAEAの政治的決議に反応
    イランがIAEAの政治的決議に反応

イランの外務省と原子力庁が共同声明を発表し、IAEA国際原子力機関理事会における対イラン決議採択という米および英独仏の行動を批判するとともに、これを「技術的・法的根拠のない政治的思惑に基づく手段としてIAEA理事会を再び利用したものである」としました。

【ParsTodayイラン】イルナー通信によりますと、イランの外務省と原子力庁の共同声明では「わが国は常に保障措置義務を順守しており、これまでのところ、当庁の報告書にはイランの義務不履行やイランの核物質・活動における逸脱について言及されたものはない」と強調しています。

また「イランはこの政治的決議に反応する以外に選択肢はない。この点に関して、当庁長官は、安全な場所に新たな濃縮施設を開設し、テヘラン南部ゴム州フォルドゥ濃縮施設の第1世代の機材を最新鋭の第6世代のものに置き換えるよう、必要な命令が出された」としています。

加えて「IAEAの報告書は完全に政治的で偏った見解によるものであるが、米国および欧州3カ国・英独仏さらに踏み込み、主要な条項がIAEA事務局長による同じ政治的報告書とも矛盾する決議案を起草した」と表明しています。

続けて「米国、ドイツ、英国、フランスの4カ国はイランに対しこのような態度をとる一方で、核兵器を含む大量破壊兵器の拡散・開発の防止に関する条約からのシオニスト政権イスラエルの脱退については沈黙を決め込み、同政権が同条約加盟国の平和目的の核施設を攻撃すると脅迫していることに対して全く行動を起こしていない」と強調しています。

 

 


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