2月 22, 2016 23:28 Asia/Tokyo
  • IAEAがテロリストの核兵器入手の可能性を懸念

IAEA国際原子力機関の天野事務局長が、テロリストが核兵器を入手する可能性に懸念を表しました。

AP通信によりますと、天野事務局長は、22日月曜、テロリストが核兵器を入手する可能性を減らすための取り決めを早期に実行するよう求めました。

天野事務局長は、この取り決めの実行は、核兵器がテロリストの手に渡り、それを爆発させる可能性を減らすものだが、今も11カ国が「核物質の物理的防護に関する核セキュリティ勧告文書」を承認していない、としました。

さらに、「IAEAは1995年から現在まで、行方不明になった放射性物質に関する2800の報告を受け取っている」としました。

2005年にこの取り決めに追加された事項によれば、加盟国の政府は法的に核物質や施設を管理し、この物質の備蓄や移動を監視する義務があります。

これに関して、加盟国が盗難防止と、盗まれた物質の追跡と発見に向け協力するよう、対策が講じられています。

新しい追加事項は加盟国の3分の2が承認すれば実施されます。

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