韓国人数百人、憲法裁判所にTHAADの配備問題を巡り提訴
May 10, 2017 18:57 Asia/Tokyo
韓国で、数百人が憲法裁判所に対し、アメリカのミサイル迎撃システムTHAADの完全な撤収を命じるよう求めました。
韓国ヨンハプ通信によりますと、THAADの配備予定地とされているソンジュの住民数百人は、憲法裁判所に対し、THAADの配備を阻止するよう求めました。
抗議者は、「THAADの配備は、韓国の法に反するものであり、憲法裁判所は、このシステムの完全な設置と稼動を阻止することができる」と強調しています。
アメリカと韓国は、2016年7月、このシステムを韓国南部に配備することで合意し、その配備は3月初め、北朝鮮のミサイル実験を口実に開始されました。
THAADの韓国配備は、ロシアや中国をはじめとする一部の国の強い批判に直面しています。
北朝鮮政府は、「アメリカとその同盟国が北朝鮮に対する脅迫を続ける限り、北朝鮮は、軍事力や先制攻撃の能力を強化していく」と強調しています。
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