米大統領のサウジでの演説は、中東の専制諸国へのゴーサイン
May 22, 2017 15:06 Asia/Tokyo
イギリスの新聞インディペンデントが、「サウジアラビアでのアメリカのトランプ大統領の演説は、中東地域の専制政権に少数派の弾圧や拷問の継続を許可するゴーサインである」と報じました。
インディペンデント紙は、サウジアラビアの首都リヤドで21日日曜、イスラム諸国の55人の首脳らを相手に行われたトランプ大統領の演説を非難し、「これはエジプトのシシ大統領をはじめとした専制者に、イスラム教徒の同胞の投獄や弾圧を継続してもよいとするゴーサインを出したに等しい」としています。
また、「トランプ大統領によるバーレーンの支配者への賞賛も、大きな危機に直面している同国の現状をさらに悪化させるかも知れない」としました。
そして、「トランプ大統領は歴訪の最初の国として世界で最も専制的な体制を持つサウジを訪問した」としました。
さらに、「この演説を聞いていたのは専制的な支配者らであり、彼は反対派を全てテロリストと見なしている」としています。
そして、「トランプ大統領は選挙運動中に、サウジを9.11テロの実行犯だとしたが、今回のこの演説でその全てが彼の記憶から喪失してしまった」としました。
インディペンデント紙はまた、イスラム社会からのテロの根絶というトランプ大統領の要請についても、「アルカイダに類似したテロ組織の発展の重要な側面の1つは、サウジがワッハーブ派の拡大のためにおよそ半世紀にわたって行ってきた、石油という財産の利用方法に関係している」と報じています。
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