ドイツ首相、「G20サミットは対立の場だった」
7月 09, 2017 18:19 Asia/Tokyo
ドイツのメルケル首相が、G20サミットは見解の対立の場だったとしました。
IRIB通信によりますと、メルケル首相は、8日土曜、ハンブルクで行われたG20サミットの終了後に記者会見を行い、この会議の最終声明に関する合意を明らかにしながらも、「対立を隠すことはできない」と語りました。
メルケル首相は、ハンブルクサミットの開催について、「このような会議の開催は、非常に困難で複雑なものだが、開催国には加盟国の間に和解を生み出すことが求められる」と語りました。
また、「見解の対立が存在する場合にさまざまな基準を用いることは役に立たない。そのことは、公式な声明の中にも盛り込まれている」としました。
メルケル首相はまた、ハンブルクでのG20サミットの開催の傍らで、人々の抗議運動があったことを非難し、それを野蛮な行動だとしました。
G20の政策やグローバル化に反対する人々が、4日火曜、暴力的な抗議運動を実施し、フランスのテレビ局・フランス24は、ハンブルクを紛争の町と形容しました。