アメリカ軍兵士の間で、麻薬とアルコールの乱用が確認
8月 01, 2017 16:16 Asia/Tokyo
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アメリカ軍兵士の間で、麻薬とアルコールの乱用が確認
アメリカの議会関係者が、同国の特殊部隊の兵士らによる麻薬とアルコールの乱用の実態についての調査を求めました。
アメリカの新聞・ワシントン・タイムズによりますと、アメリカ軍の特殊部隊の隊員の一部の間における麻薬とアルコールの乱用は、目新しい問題ではなく、彼らは職務による精神的なストレスを緩和するため、麻薬やアルコールに手を出しているとされています。
アメリカの特殊部隊は、2001年の同時多発テロ事件以来、これまでにない勢いでテロとの戦いに起用されてきました。
これらの部隊はまた、アルカイダやタリバン、ISIS,ボコハラムといったテロ組織との戦いに参戦しています。
こうした状況により、アメリカ軍兵士の間では職務上のプレッシャーが増し、その結果この問題を解消するため、さらに危険な行動に走るケースが増えています。
無人機による秘密攻撃のほか、人々を捕虜にし、殺害するといったアメリカの特殊部隊の任務は、アメリカのオバマ前政権のテロとの戦いの方針にとって最も重要なものとなっていました。
しかし、トランプ政権が発足して6ヵ月後、この戦略に全く変化は見られません。
ワシントンタイムズはまた、「昨年11月から今年2月までにアメリカ特殊部隊の隊員らを対象に行われた薬物検査から、59人の薬物使用例が判明し、これはアメリカ軍兵士の中で最も高い割合を示している」と報じました。
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