トランプ大統領の好戦主義
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軍事手段の行使や戦争の脅迫は、アメリカ政府によってほぼ毎日示されている問題となっています。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
8月 14, 2017 12:58 Asia/Tokyo
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    トランプ大統領の好戦主義

軍事手段の行使や戦争の脅迫は、アメリカ政府によってほぼ毎日示されている問題となっています。

トランプ政権の発足から6ヶ月が経過する中、トランプ大統領は繰り返し、攻撃や戦争の示唆を行っています。この中で、トランプ大統領は、シリア空軍基地へのミサイル攻撃を指示しました。アフガニスタン駐留アメリカ軍司令部は、初めて、“すべての爆弾の母”と呼ばれる、核兵器を除く通常兵器では最大級の爆弾を投下しました。トランプ大統領は北朝鮮に対しても攻撃を示唆し、さらにベネズエラの政治危機への干渉のために、軍事攻撃という選択肢について語っています。こうした中、これらのトランプ大統領の発言は、イランと6カ国の核合意に反するものであり、アフガニスタン、イラク、シリアでのアメリカの軍事戦略の変更は、西アジアにおける新たな戦争の勃発の可能性を高めています。

このような行動や発言は、アメリカの現政権が、アメリカのこれまでの政権以上に簡単に、国際問題に対処する上でハードパワーを行使しようとしていることを示しています。

アメリカのジェームズ・クラッパー元国家情報長官は、朝鮮半島の危機について、次のように語っています。

 

「トランプ大統領と北朝鮮の言葉の応酬が高まり、抑制不可能になって、世界的な軍事衝突に発展する可能性がある。この問題は、第一次世界大戦の歴史、世界がどのように戦争に突入したのかを思い起こさせる。彼らが歴史から学び、それを繰り返すことがないよう望んでいる」

 

トランプ大統領は、「アメリカを再び偉大にしよう」や、「アメリカ・ファースト」のスローガンを掲げ、再び、ソ連崩壊後のアメリカの一極主義の時代の栄光を取り戻そうとしています。

 

この目的を達成するために、トランプ大統領は、威嚇や軍事手段を用いています。しかし、現代の世界は、20世紀とは大きく異なっています。最も大きな違いは、アメリカの国力と、国際体制への影響力です。現在のアメリカは、疲弊した社会基盤を持つ債務国であり、市民の社会福祉を整えるために十分な資金を有していません。しかし、トランプ政権が考える攻撃的な外交政策は、他国を脅迫したり、従わせたりするために多くの資金を必要としています。

また、現在の世界は多極化しています。先進国や開発途上国の多くの人々が、アメリカの脅迫を恐れてはいません。そのため、シリアに発射されたミサイルも、ロシア、イラン、ベネズエラ、北朝鮮に対する行動も、アメリカ政府の目的達成につながることはないのです。