3月 08, 2016 20:19 Asia/Tokyo
  • 福島原発事故から5年を前に、IAEAが世界の原発の安全強化を強調

福島第一原子力発電所の事故から5年を迎えようとする中、IAEA国際原子力機関の天野事務局長が、世界における原子力の安全強化を求めました。

中国・新華社通信が、オーストリアのウィーンから伝えたところによりますと、天野事務局長は、7日月曜、IAEA理事会で、世界における原子力の安全強化を求めました。

天野事務局長は続けて、「1986年のチェルノブイリ原発事故以来、最悪の原発事故となった福島原発事故から、まもなく5年になる」とし、この事故の人道的な犠牲を忘れてはならないとしました。

また、福島原発の事故により、何十万人という人が住む家を離れ、今も避難生活を余儀なくされているとしました。

さらに、全ての国に対し、原子力の安全強化に向けた努力を拡大すると共に、特に今年、改正核物質防護条約に加わり、それが少なくとも採択の10年後に発効されるよう求めました。

2011年の東日本大震災により、福島第一原発で放射能漏れが起こりました。

この事故は、チェルノブイリに次ぐ歴史上最悪の原発事故だったとされています。

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