数十人のロヒンギャ族難民が、バングラデシュに向かう途中で沈没死
9月 30, 2017 17:35 Asia/Tokyo
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数十人のロヒンギャ族難民が、バングラデシュに向かう途中で沈没死
数十人のロヒンギャ族のイスラム教徒が新たに、ミャンマーからバングラデシュへ移動する途中で、乗っていたボートが転覆し、死亡しました。
パキスタンの新聞ドーン(DAWN)が30日土曜、報じたところによりますと、スイス・ジュネーブにある国際移住機関のジョエル・ミルマン報道官は、「ロヒンギャ族のイスラム教徒らを乗せ、ミャンマーからバングラデシュに向かっていた船が、ベンガル湾で転覆し、ロヒンギャゾ族の難民60人が死亡した」と発表しています。
これ以前にも、数百人のロヒンギャ族のイスラム教徒が、バングラデシュに強制移住する中で命を落としています。

先月25日からこれまでに、ミャンマー西部ラカイン州では、政府軍によるロヒンギャ族のイスラム教徒への攻撃で、6000人以上が死亡したほか、8000人が負傷しました。
これまでに数十万人のロヒンギャ族のイスラム教徒が、バングラデシュへの避難を余儀なくされています。

ミャンマー・ラカイン州では、2012年からロヒンギャ族のイスラム教徒に対する政府軍と過激派仏教徒の攻撃がが行われています。
ミャンマーでは、100万人以上のロヒンギャ族のイスラム教徒は政府から市民権を与えられないまま放置されています。
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