アメリカ前副大統領、「核合意を離脱すればアメリカは孤立」
10月 07, 2017 17:39 Asia/Tokyo
アメリカのバイデン前副大統領が、「核合意を離脱すれば、アメリカは世界で孤立するだろう」と語りました。
イギリスの新聞ガーディアンによりますと、バイデン氏は「IAEA国際原子力機関は、イランの核合意遵守という事実を認めている」と強調し、「アメリカのトランプ政権もこのことを認めている」と述べています。
また、「アメリカは国際舞台で暗黒のルートを進んでいる」とし、「新たな合意に向けて再協議となれば、世界はもはやアメリカを支持しない」としました。
さらに、「イランとの核合意を離脱すれば、アメリカは北朝鮮との同様の協議をうめく進められないだろう」と語っています。
国連安保理常任理事国にドイツを加えた核合意は、昨年1月から実施されていますが、アメリカは6カ国側の一員でありながら、常にこの国際的な合意に違反しています。
アメリカのトランプ大統領は、核合意のほかの関係国とは逆に、核合意を最悪の合意だとし、この合意からの離脱を求めています。
しかし、世界各国はトランプ大統領のこの敵対行為に反対しています。