フィリピン大統領が、アメリカ大統領に警告
11月 09, 2017 20:56 Asia/Tokyo
アメリカのトランプ大統領のフィリピン訪問を前に、同国のドゥテルテ大統領がフィリピンへの内政干渉についてトランプ大統領に警告しました。
イルナー通信によりますと、ドゥテルテ大統領は9日木曜、「トランプ大統領のフィリピン訪問で、フィリピン市民への人権侵害を口実に自分が批判された場合、トランプ大統領に反論する」と語っています。
トランプ大統領は東南アジア歴訪を継続する中、今月12日にフィリピンを訪問し、同国のドゥテルテ大統領と会談する予定です。
ドゥテルテ大統領は、ベトナム訪問を前に、いずれの国もフィリピンに内政干渉する権利はない、と明言していました。
ドゥテルテ大統領は、2年前の就任以来、これまでに実施した麻薬対策で8000人から1万2000人の犠牲者を出していることから、国際社会の非難を浴びています。
しかし、ドゥテルテ大統領は、こうした批判には注目せず、このような喧騒をフィリピンの国家主権に対する侵害だとしています。