アメリカ国連大使、「イランはイエメンに武器を供与している」

アメリカのヘイリー国連大使が、イラン製だとするミサイルの残骸を示し、イランに対する新たなプロパガンダを展開しました。

ヘイリー国連大使は、14日木曜夜、「イエメンの政府軍と人民委員会にイランが武器を移送した」と主張し、イランは国際法規に違反していると非難しました。

ヘイリー大使は、アメリカが、イエメン攻撃のための武器の売却など、サウジアラビアのイエメン攻撃を全面的に支援していることには触れずに、地域の情勢不安の責任はイランにあるとしました。

サウジアラビアとその同盟国によるイエメン攻撃で、これまでに数万人が死傷し、数百万人が難民となっています。

また、イエメンはこの攻撃で、深刻な食料や医薬品の不足に直面しており、さまざまな病気が蔓延しています。

サウジアラビアが主導する連合軍は、イランがイエメンに武器やミサイルを供与し、これによってイエメン危機の解決を妨げていると主張していますが、一方で、イランの政府関係者は、このサウジアラビアの主張を根拠のないものとして否定しています。