ロヒンギャ族人権活動家、「大国はテロの拡大を促進」
(last modified Mon, 05 Mar 2018 09:27:14 GMT )
3月 05, 2018 18:27 Asia/Tokyo
  • ミャンマーのイスラム教徒
    ミャンマーのイスラム教徒

マレーシアに在住するロヒンギャ族の人権団体のアブドルカンニ団長が、アメリカをはじめとする世界の大国は、自らの力をテロ対策ではなくそれを拡大するために使っているとしました。

アブドルカンニ団長は、イルナー通信とのインタビューで、「国連安保理の理事国を含む国際社会は、イスラム教徒に対して発生している危機に対し積極的な対応策をとっていない」と語りました。

また、国際社会の沈黙を批判すると共に、ミャンマーのイスラム教徒に対し犯罪を行っている同国の政府に圧力を行使するための実践的な行動を求めました。

ミャンマーでは、同国の政府軍と過激派の仏教徒が、2017年8月25日から、同国西部ラカイン州のロヒンギャ族のイスラム教徒に対し大規模な犯罪を行っており、この中で、これまでに、数千人が死傷し、数十万人が難民となっています。