ロシア対潜哨戒機が北極から北米の上空を飛行
3月 29, 2018 16:43 Asia/Tokyo
ロシアのショイグ国防大臣が、ソ連崩壊後初めて、ロシアの対戦哨戒機が、北極から北米の上空を飛行したことを明らかにしました。
ロイター通信によりますと、ショイグ国防相は、28日水曜、「ロシアは、ソ連崩壊後初めて、北極から北米にかけての上空で軍事飛行訓練を行った」と語りました。
さらに、「この訓練は、ロシアの対潜哨戒機によって実施された」としました。
ショイグ国防相は、この訓練がいつ行われたのかには言及しませんでしたが、この表明は、アメリカとイギリスが北極圏で大規模な合同軍事演習を実施し、イギリスでロシアの元スパイが神経剤によって襲撃された事件を巡り、東と西の間で緊張が高まっている中で行われました。
アメリカとイギリスの北極圏における合同軍事演習には、両国の攻撃型潜水艦などが参加しています。
ロシアは、新軍備計画を開始し、1991年のソ連崩壊以来、最大規模の兵士を北極圏に駐留させています。
北極圏の炭化水素埋蔵量は、ロシアとサウジアラビアを合わせた埋蔵量よりも多いと見られています。