イギリス労働党党首、「サウジアラビアへの攻撃可」
4月 18, 2018 16:03 Asia/Tokyo
イギリス労働党のコービン党首が、使用禁止の爆弾をイエメンで使用したことを理由に、サウジアラビアに対する空爆を求めました。
イルナー通信によりますと、コービン党首は化学兵器の使用を口実に、イギリスのテレサ・メイ政権が議会の許可なしでシリアを爆撃し、イエメンに対し矛盾した行動をとったことを批判すると共に、「イエメンで発生している人道的な危機から、今度は他国が、リンなどの使用禁止爆弾の使用を理由に、サウジアラビアの空軍基地などを爆撃することを許される」と語っています、
また、メイ首相とイギリスの国会議長に対し、「国連傘下の3つの機関は今年の1月、イエメンが世界最悪の人道面での危機に瀕していると表明した。このため、イギリスの首相本人が今や、サウジアラビアのイエメン爆撃と、サウジアラビアへの兵器の売却の停止を約束すべきだ」と述べました。
さらに、シリア攻撃は性急な行動だとし、イギリス政府が議会の承認なしに他国への軍事攻撃ができないようにする法案の可決を求めています。
メイ首相は、イギリス議会に出席した際、イギリスがアメリカやフランスとともにシリア攻撃に参加したことを理由に、強い非難の矢面に立たされました。