フランス通信、「アジア市場で原油価格の高騰が続く」
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原油生産業
OPEC・石油輸出国機構の加盟国とそれ以外の産油国が、産油枠の引き下げ合意に留まる事への希望が見えた事を受け、またアメリカによる新たな制裁実施への懸念から、アジア市場で原油がさらに値上がりしました。
アジア市場では24日火曜、アメリカ産軽油WTIウェストテキサス・インターミディエイトの6月渡し分が41セント値上がりし、1バレル69ドル5セントで取引されました。
また、ヨーロッパ産原油の主要銘柄・北海ブレントの6月渡し分も28セント上昇し、1バレル74ドル99セントに達しています。
全体的に、原油価格はこの3年半で最高値を記録しており、各市場は24日、OPECやこれに加盟しないロシアなどの産油国の間で成立した産油枠引き下げに関する合意を延長し、イランに反対する報道を無視することを決定しました。
20日金曜、サウジアラビア・ジェッダにおいてOPEC加盟国とそれ以外の10の産油国は、産油枠引き下げ合意の延長の準備を整えました。
この合意は、2016年末に原油価格上昇の促進を目的に採択され、今年末まで有効とされています。
フランス通信が、シンガポールから伝えたところによりますと、 先物取引仲介会社アクシトレーダーのチーフストラテジスト、グレッグ・マッケナー氏は、「OPECが産油枠引き下げ合意を延長しない可能性がある、とイランが見解を表明した後、原油は値下がりしていたが、再び上昇に転じた。イランのこうした見解表明は、制裁への対抗戦略である可能性がある」と語りました。
また、為替サービス企業OANDAのアナリスト、ステファン・イネス氏も、「取引の初期段階でこのニュースが発表されたことで、原油が値下がりしたが、成り行きは急速に変化した」と述べています。
原油の値上がりには、中東での地政学的な緊張が大きく影響していることが予想されます。
なお、ロンドン市場では23日月曜の取引終了の時点で、北海ブレントが65セント値上がりし、74ドル71セントで取引されました。
ニューヨーク市場でも、WTIが24セント値上がりし、68ドル64セントに達しています。