ヨーロッパ3カ国の首脳がアメリカに一方的な貿易措置の自制を要求
4月 30, 2018 15:25 Asia/Tokyo
イギリス、ドイツ、フランスの首脳が、アメリカ政府に対して、EUに対する一方的な貿易措置の行使を控えるよう求めました。
ロイター通信によりますと、ドイツのメルケル首相、フランスのマクロン大統領、イギリスのメイ首相は、3者間の電話会談で、多国間の法規によりEUはアメリカの追加関税に対して、加盟28カ国を保護する必要があると強調しました。
この3カ国の首脳はまた、アメリカはEUに対する貿易措置を行使すべきではなく、EUも利益を守るために、多国間貿易体制の中で準備を行うべきだということで合意しました。
アメリカは少し前に、鉄鋼製品とアルミ製品の輸入品にそれぞれ25%と10%の関税をかけましたが、EUは5月1日までこの追加関税の延期対象となっています。
こうした中、トランプ大統領も、2日以内にEUに対する追加関税の適用について決定することになっています。
ヨーロッパの人々は、トランプ大統領がEUをこの追加関税の対象にすることを懸念しています。