フィリピンが、アメリカを批判
May 07, 2018 19:44 Asia/Tokyo
フィリピンのドゥテルテ大統領が、同国と地域に対するアメリカの政策や行動を批判しました。
イルナー通信によりますと、ドゥテルテ大統領は7日月曜、地域におけるアメリカの政策を批判し、今後はロシアや中国に接近していくことを明らかにしています。
また、「フィリピン警察への武器の売却に関するアメリカの約束違反を受け、中国とロシアがフィリピンを援助した」と述べました。
さらに、「中国は、外国からの脅迫を受けた場合には、さらにフィリピンを支援することを約束した」としています。
(ドゥテルテ大統領のこの新たな表明は、フィリピンと領有権を争っている南シナ海での中国の活動に関する、一部の西側のメディアの報道に対する反応とみなされています。
これらのメディアは、フィリピンをはじめとする東南アジア諸国にとって、中国は脅威的な存在であると報じています。
フィリピン大統領府のロック報道官も、南シナ海で係争地となっている島に中国が軍事施設を建設し、ミサイルを配備したことへの反応として、「フィリピンは、これらのミサイルがわが国を標的としたものではないことを確信しており、両国は相互の友好関係を維持している」と述べました。