フィリピンが自国船員17人の解放に努力したイランに謝意
2月 01, 2025 16:15 Asia/Tokyo
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フィリピンが自国船員17人の解放に努力したイランに謝意
フィリピン外相がイラン外相に宛てて書簡を送り、イエメンによって拿捕されていた日本郵船が運航する自動車運搬船「GALAXY LEADER」(ギャラクシー・リーダー)のフィリピン人乗組員の解放に尽力したとして、イラン政府に謝意を表明しました。
【ParsToday国際】フィリピンのエンリケ・マナロ外相は、イランのアラーグチー外相に宛てた書簡において、ギャラクシー・リーダーのフィリピン人乗組員17人を本国に帰還させるためイランが尽力したことに感謝の意を表すとともに、「イラン側の努力は両国間の長年にわたる友好・善意の証である」と記しました。マナロ外相はこの書簡の中で、イランからの貴重な協力と支援に心からの謝意を示したということです。
同船舶の乗組員らは先月23日、オマーン経由でそれぞれ本国に帰国しました。さらにメキシコ政府も、同船のメキシコ人乗組員複数名の解放・帰還に協力したとして、イラン政府に謝意を表しています。
ギャラクシー・リーダーは英国企業とイスラエル人実業家が共同保有し、日本郵船が運航していました。2023年11月20日、イエメン西部フダイダ沖の紅海を航行中、イエメンのアンサーロッラーによって拿捕されました。これは、同年に勃発したガザ戦争を受けて、イエメンが紅海を通過するイスラエル関連船舶を拿捕・攻撃対象とする方針を決定したことによるものです。
先月のハマスとイスラエルの停戦合意成立を受けて、アンサーロッラーもこの措置の停止を発表し、ギャラクシー・リーダーの乗組員も解放されることになりました。
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