ヨーロッパがトランプ大統領の一方的な行動に怒り
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トランプ大統領
「アメリカのトランプ大統領は、核合意からの離脱を決定したことで、ヨーロッパとの関係に深刻なダメージを与えた」
この言葉は、EUのトゥスク大統領の発言の一部です。
トゥスク大統領は16日水曜夜、ツイッターで、「トランプ大統領の最近の決定を見ると、このような友人がいれば、敵は必要だろうか、と考えた」としました。
また、「正直に言えば、EUはトランプ大統領がヨーロッパの幻想を打ち砕いたことに感謝すべきだ」としました。
オーストリアのクルツ首相も、トランプ大統領を痛烈に批判し、「トランプ大統領はヨーロッパの利益を脅かしており、ヨーロッパ諸国はこの政策に対抗する上で決意を固めている」と語りました。
オーストリアのクナイスル外務大臣も、核合意の維持は北朝鮮危機の解決に重要な要因だとして、「アメリカとの首脳会談の中止を示唆した北朝鮮の最近の脅迫は、アメリカによるイランの核合意離脱に関係しているかどうかはわからないが、これは危険なケースだ」と述べました。
国連のグテーレス事務総長も、16日、ベルギー・ブリュッセルで欧州委員会のユンケル委員長との共同記者会見で、「国連は核合意を救おうとするEUの努力を支持する」としました。
ヨーロッパが核合意を救済する努力を続ける中で、EU28カ国の首脳は、16日、ブルガリアの首都ソフィアで開催された会談で、全会一致で核合意への支持を表明しました。
こうした中で、欧州委員会のアブラモプロス内務担当委員は、アメリカの対イラン制裁にヨーロッパ企業を従わせるのを防ぐ法を検討しているとしました。
さらに、EUはアメリカの対キューバ、イラン、リビア制裁の対抗策として1996年に可決され、アメリカがこの制裁を停止せざるを得なくなった法律について触れました。
この法律により、EUはアメリカがヨーロッパ企業に対して課す罰金を正式に認めなくなります。
これは、アメリカの核合意離脱後に、核合意を守るために提示された唯一の選択肢となっています。