IMF、「各国の外貨備蓄における米ドルの割合が低下」
7月 02, 2018 17:23 Asia/Tokyo
IMF国際通貨基金が、世界各国の外貨備蓄におけるアメリカドルの割合が低下しているとしました。
ロイター通信によりますと、IMFは報告の中で、「今年の第1四半期の各国の外貨備蓄に占めるアメリカドルの割合が減少しており、各国はドルに代えてユーロや中国の人民元、イギリスポンドを利用する傾向にある」としています。
この報告によりますと、各国の外貨備蓄に占めるアメリカドルの割合は、これまで1年3ヶ月連続で低下しており、最近4年間で最低を記録しているということです。
IMFに対する各国の報告からは、今年の第1四半期において世界の外貨備蓄の62%がアメリカドルとなっており、その総額は6兆5000億ドルとされています。
IMFの統計によれば、ドルに次いで多く備蓄されているのはユーロとなっており、各国の外貨備蓄におけるこれらの通貨の割合は20%に達しています。