FBI、「米旅客機内での性的暴行が激増」
(last modified Tue, 03 Jul 2018 06:59:04 GMT )
7月 03, 2018 15:59 Asia/Tokyo
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    FBI、「米旅客機内での性的暴行が激増」

アメリカ連邦警察FBIの特別捜査官であるデイビッド・ロドスキー氏が、アメリカの旅客機内での性的嫌がらせが、警告を必要とする規模に増加していることを明らかにしました。

NBCニュースによりますと、ロドスキー氏は「FBIは昨年、機内で発生した性的暴行に関する63の報告事例を調査した。その結果、こうした事例が2014年の38件に比べて66%増加していることが判明している」と語っています。

ロドスキー氏によれば、こうした事例の最近のケースでは、マサチューセッツ州の知事、チャーリー・ベーカーの息子が、ワシントンからボストンに向かっていたジェットブルーの機内で女性客に性暴力を働いたことが報告されています。

警察は現在、この事件の捜査を進めていますが、容疑者となった州知事の息子は繰り返し容疑を否認しています。

アメリカの客室乗務員協会(AFA)が行った調査によれば、こうした性的暴行の被害者は旅客のみならず、客室乗務員にも及んでいるということです。

また、この調査では、アメリカの航空会社の客室乗務員の3分の2以上が、フライト業務中に性的な嫌がらせを受けたとされています。

ロドスキー氏はまた、「航空機内での性的暴行やセクハラは、歴然とした犯罪行為とみなされるが、FBIは現在、こうした事件の一部しか把握していない」としています。