ドイツ財務大臣、「今回のＧ２０会合は、成果を挙げない」

アルゼンチンでのＧ２０財務相会議の開催を前に、ドイツのオラフ・シュルツ財務大臣が、今回のＧ２０会議は成果を挙げないだろうとの予想を示しました。

メフル通信によりますと、シュルツ大臣は、２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議への出席のため、アルゼンチンを訪問する前に、「自由貿易の実現に向けて、全力を尽くすべきだ」と語りました。

シュルツ大臣は、ヨーロッパとアメリカの最近の対立に触れ、「明らかに、今回の会議は、受け入れられる成果をもたらすことはないだろうといえる」と述べました。

さらに、アメリカのトランプ大統領の対ヨーロッパ政策を批判すると共に、「あらゆる場所を経済協力の発展のために利用すべきだ」としました。

Ｇ２０の加盟国は、アルゼンチン、オーストリア、ブラジル、中国、ドイツ、フランス、イギリス、インド、インドネシア、イタリア、カナダ、日本、韓国、メキシコ、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ、アメリカの１９ヶ国とＥＵです。