中国外務省報道官、「アメリカとの協議は成果なし」

中国外務省の耿 爽（こう そう）報道官が、「アメリカとの協議は、両国間の対立の解消にとって何の成果もない」と語りました。

イルナー通信によりますと、耿 爽（こう そう）報道官は２４日火曜、北京で記者会見を行い、「アメリカは、これまでに何度も、自らに誠実さがなく、国際法規すらも守っていない事を証明した」と述べています。

また、「あらゆる協議を実施する前の前提条件として、信用性がある事が指摘できるが、アメリカにはそれがない」としました。

さらに、アメリカのトランプ大統領が、中国からの輸入品５０００億ドルに関税を賦課すると脅迫していることに触れ、「中国は、他国の脅しに動じる事はない」と語っています。

また、「中国は、これまでに何度も、アメリカとの貿易戦争を望まない事を表明してきたが、この問題に関してアメリカに対処する用意があり、中国の利益をしっかり守る意向である」と述べました。