CIA元長官、「EUは加盟国の安全確保に貢献していない」
3月 26, 2016 21:51 Asia/Tokyo
アメリカ・CIAの元長官が、ベルギーのテロ事件のあと、EUは加盟国の安全確保に貢献していないとしました。
イルナー通信によりますと、アメリカのヘイデンCIA元長官は、イギリスのEU離脱を暗に支持し、EUは、加盟国の安全確保に貢献していないだけでなく、むしろある場合には、加盟国の安全確立を妨げているとしました。
2006年から2009年にかけてCIAの長官をつとめたヘイデン氏は、BBCのインタビューで、「ヨーロッパにおける安全サービスの水準は一様ではなく、フランスとイギリスは安全サービスに関して良好な状況にあるが、一方で、スカンジナビア半島はよい状況にあるように見られているものの、それは限られたレベルにおいてのみだ」と語りました。
さらに、「多くのヨーロッパ諸国は、安全サービスに関しては低い水準にあり、特にベルギーは安全サービスが法的な制限により限定的で、政府内部の問題のためだけに利用されている」としました。
ヘイデン元長官は、「これにより、イギリスのEU離脱は、イギリスの安全が向上する要因になると考えている」と述べました。
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