フランス、イエメン戦争の行き詰まりを認める
10月 31, 2018 20:22 Asia/Tokyo
サウジアラビア連合によるイエメン戦争の停戦を求めた、アメリカの要請を受けて、フランスのパルリ国防大臣は、この戦争が行き詰まりに陥ったことを認め、停戦すべきだとしました。
フランス24によりますと、パルリ国防大臣は31日水曜、「現在、イエメンの軍事状況は行き詰まりに陥っており、停戦はその最重要事項だ」と語りました。
フランス24はまた、「フランスは他のヨーロッパ諸国と同じように、サウジアラビアへの武器輸出国とみなされているが、サウジアラビアの体制批判的なジャーナリスト、カショギ氏殺害事件以降、強い圧力を受けている」としました。
一方、フランスのマクロン大統領は先週、事件とサウジアラビアへの武器輸出停止は無関係だと発言しました。
アメリカ国務省は、サウジアラビアのイエメン攻撃から3年8ヶ月が経過する中、31日水曜未明、攻撃の停止を求めました。
ワシントンポストはACLEDという戦死者に関する統計機関の話として、「イエメンの戦争の犠牲者は少なくとも5万人に達している。国際メディアが出している統計は以前のものだ」としました。
こうした中、サウジアラビアとそのアラブ諸国の軍事協力者は、イエメンの人々の抵抗により、その目的達成に至っていません。
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