米スタンフォード大フクヤマ氏、「トランプ氏はアメリカ史上最も人種差別主義的な大統領」
(last modified Mon, 05 Nov 2018 09:25:00 GMT )
11月 05, 2018 18:25 Asia/Tokyo
  • アメリカ・スタンフォード大学のフランシス・フクヤマ教授
    アメリカ・スタンフォード大学のフランシス・フクヤマ教授

アメリカ・スタンフォード大学のフランシス・フクヤマ教授(政治学)が、「トランプ大統領は、アメリカ史上最も人種差別主義的な大統領だ」と語りました。

フクヤマ教授は、フランス発行の雑誌クーリエ・インターナショナルの取材に対し、「トランプ大統領は、自らの政策により左派を挑発し、自らの路線を進める中で益々過激になっている」と述べました。

また、「トランプ大統領のこのような行動は、完全に意図されたものだ。それは、同大統領が2020年のアメリカ大統領選挙で有力な対抗馬が存在することを望んでいないからだ」としました。

さらに、「トランプ大統領は、アメリカ社会における右派と左派の分裂・亀裂のシンボルとなっている。もっとも、こうした亀裂は彼以前の時代にも見られた」と語りました。

フクヤマ氏はまた、「トランプ大統領はある少数派からの支持や、アメリカの選挙制度の恩恵により、2016年の大統領選挙に当選した」と述べました。

さらに、「トランプ大統領は当選後、アメリカ社会のバランスの回復や基本的な課題に取り組むことなく、灰の下でくすぶる火をあおるためのあらゆる機会を利用している」と語りました。

 

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